視覚障害者スポーツの普及について本会では、視覚障害者でもできるスポーツの普及を支援しています。 クラブのある、グランドソフトボール、サウンドテーブルテニス、ブラインドテニス、ゴールボールなどを始め、フロアバレーボール、ブラインドサッカー、フライングディスク協議を応援しています。 全国レベルの大会も開催されていて本県からも毎年参加しています。 種目毎にクラブもありますので、お問い合わせください。 大会記録 グランドソフトボールクラブ現在は「グランドソフトボール」と命名された野球ですが、以前は、「盲人野球」の競技名で行われていました。視覚障害者のスポーツの中でも、一番盛んな団体競技です。 静岡県内で初めて盲学校野球大会が開催されたのは、1958年(昭和33年)でした。 翌年には、東海地区の8校で東海大会が開催されました。以後、学校内では盛んに行われたスポーツです。 2009年第24回全国盲学校野球大会(岩手県大会)で、「浜松視覚特別支援学校」が、優勝しております。また、2015年第30回全国盲学校野球大会(愛知県岡崎大会)、2016年第31回全国盲学校野球大会(北海道大会)では浜松視覚特別支援学校の選手を中心とした東海地区選抜チームが優勝しております。 しかし、全国盲学校野球大会は、全国の盲学校在籍者減少等の理由で、北海道大会を最後に終了してしまいました。 現在は、全国盲学校フロアバレーボール大会が代わりに行われております。 一方社会人では、1974年盲社会人野球全国大会の地方予選の枠組みも形付けられ静岡県も東部地区、中部地区、西部地区の3チームで戦い、優勝チームを東海大会に派遣することになり、社会人の中でも盛んになっていきました。 1979年東部チームのスルガジャガーズが東海大会で優勝し、宮崎で開催された「全国身体障害者スポーツ大会」に出場し優勝しております。 現在は2015年に発足した静岡県代表チーム(ブレイズ)として東海大会に出場し全国大会に挑んでいます。 静岡県代表チームは県内の3チームのメンバーから構成されています。 2019年は予選を勝ち上がり第19回全国障碍者スポーツ大会(茨城大会)に出場する予定でしたが、台風で大会が中止になり、試合をすることが叶いませんでした。 また、2020年第20回全国障碍者スポーツ大会(鹿児島大会)は新型コロナウイルス感染症拡大のため大会が中止になり、またまた試合をすることが叶いませんでした。 このように、近年静岡県のグランドソフトボールチームは力を付けてきています。 東部地区 スルガジャガーズ監督 飯田修平 1976年に県立沼津盲学校OBを中心に「スルガジャガーズ」が誕生。 1977年青森県で開催された 「全国身体障害者スポーツ大会」 3位 1979年宮崎県で開催された 「全国身体障害者スポーツ大会」 優勝 1981年滋賀県で開催された 「全国身体障害者スポーツ大会」 準優勝 2003年静岡県で開催された 「全国身体障害者スポーツ大会出場 現在は全国大会に出場したメンバーも変わり、新しい顔ぶれで、沼津視覚特別支援学校で、毎年9月に行われるわかふじ大会優勝を目指し楽しみながら練習をしています。 新入部員、体験者、サポーターーを随時募集しています。 何かご質問がある方は、部長五十嵐正吾までご連絡ください。 アドレス:carp19800521@gmail.com 中部地区 中部ファイターズ監督 斉藤 浩之 電話0543-45-4004 チームの創設ははっきりしませんが、県立静岡盲学校OBを中心に1967年(昭和42年)には活動を始めていたようです。 月に2回程の練習を20年余り続けておりましたが、近年は月に一度第4日曜日に、静岡視覚特別支援学校で練習をしています。 和気藹藹の楽しいチームで、若い人の加入を待っています。 情報提供 杉浦 彰 西部地区 浜松クレバーズ監督 相場啓嗣 1974年浜松視覚特別支援学校OBを中心に発足。 現在の部員数は12名。練習は、月1回程度浜松視覚特別支援学校のグラウンドをお借りしておこなっています。 ただ、楽しいはずの練習の中にもいくつかの心配ごとが出てきました。 その一つが、視覚特別支援学校でグランドソフトボールを取り上げなくなってしまったほとです。これでは、後輩達が育たなければこのスポーツがなくなってしまう可能性がでてきました。 もう一つは、このグランドソフトボールを楽しみながら一緒に育てていくボランティアの存在です。そのためにも、もっとPRしていかなければなりません。 新入部員、体験者を随時募集しています。 興味のある方は、部長の村松伸明までご連絡ください。携帯番号090-4239-5310 情報提供 藤原 良雄 静岡県代表チーム 静岡ブレイズ監督 赤堀 実 2015年に県内3チームの中から全国大会を目指す有志が集まり結成しました。 現在の部員数は24人で健常者の方も入っています。 練習は静岡視覚特別支援学校が中心ですが、浜松視覚特別支援学校で行うこともあります。 2019年、2020年と全国障碍者スポーツ大会出場を決めることができました。しかし両大会共に中止になってしまったため、今年こそは全国大会で試合をし、優勝を目指したいと思っています。 新入部員、体験者、サポーターーを随時募集しています。健常者も一緒に参加できる大会もあります。 何かご質問がある方は、部長五十嵐正吾までご連絡ください。 アドレス:carp19800521@gmail.com 「グランドソフトボール」の詳細はこちら STTクラブ以前は盲人卓球と呼ばれていましたが、現在では「サウンドテーブルテニス」(STT)と改称されています。 近年県内でも競技者が増えているスポーツです。 sttクラブは、静岡県のスポーツ協会の中に2001年に誕生しました。当初は人数も6人ほどでしたが、しだいに増えてゆき、現在は30名ほどに、なりました。 また、2007年にはスポーツ協会からそれまでの実績を認められ、全国障害者スポーツ大会の派遣選手を推薦する権限を得ております。 最近では選手の実力も上がり、2013年度の東海地区ブロック大会では、3部門全てで静岡県選手が1位となり、全国大会に出場しています。 県大会としては、6月に県の福祉会主催の大会が、9月には、スポーツ協会主催の大会が、11月か12月には県視協主催の大会が行われます。そして翌年2月にsttクラブの主催によります大会が行われ、これら4大会を総合してstt総会で、全国障害者スポーツ大会の選手を推薦します。 また、県視協大会の1位の方が、東海ブロック大会などの、日盲連主幹の大会への選抜の権利を得ることになっています。 県内では、沼津市、静岡市、浜松市などで練習会が開かれています。 最初は、球の速さに驚きますが、続けて練習していただければ、きっと上手になります。まずは、お近くの練習会場におこしください。 老若男女どなたでも楽しくすごせます。 お問い合わせは、杉浦(0547−37−2237)まで、お願いいたします。 「サウンドテーブルテニス」の詳細はこちら オレンジスマイル(ブラインドテニスクラブ静岡)■ブラインドテニスってなに? ブラインドテニスとは、目が見えない・見えにくい人でもプレイできるように工夫されたテニスです。 この競技の特徴の一つは、ルールのほとんどが一般のテニスと共通しているということがあげられますが、そのほかにも、次のような特徴があります。 @適度な広さのコート:コートの大きさは、バドミントン用コートと同じ、縦13.4メートル、横6.1メートルです。 A音のするスポンジボール:直径9センチのスポンジボールの中に、音の出る鉄球入りのプラスチックボールが埋め込まれています。ボールカラーは、黄色と黒色があります。 B有効バウンド数:視力や視野の程度によってクラスが分かれており、有効バウンド数がそれぞれ決められています。アイマスクを着用する全盲は3バウンド以内、弱視は2バウンド以内です。 C紐入りラインテープ:プレーヤが自分の立ち位置を把握できるように、コートの端とその中心(センター)の部分に、直径2ミリ程度の紐を通したラインテープを使います。 D掛け声を合図にプレー:「いきます」という呼びかけに「はい」と答えるところからサーブが始まります。 ■静岡県での普及状況は? ブラインドテニスのプレーヤーは、全国に350人いるといわれており、全国大会も毎年行われています。 静岡県では、本格的に普及促進活動を初めて2年おかげさまで2012年4月にはクラブを結成することができました。その名も「オレンジスマイル」。会員や体験者が少しずつ増えており、およそ50人ほどの愛好者がいます。 ■一緒にプレーしませんか ブラインドテニスは、視覚障害者向けスポーツの多くが2次元的であるのに対し、完全に3次元的なスポーツです。 前後左右に駆け回るだけでなく、バウンドしているボールを打つという、少しハードルの高いスポーツと言えるかもしれません。しかし、それだけに、やりがいがあるともいえます。安全が確保された空間を、思い切り駆け回り、テニスの面白さを実感してみませんか。 また練習会をサポート(ライン張り、球出し・球拾いなど)してくださる方も募集しています。 ■練習会はいつ、どこで? 県内全域での普及を目指していますが、現在、中部地区と西部地区で定期的に練習会を開いています。東部地区については準備中です。 詳しくは、下記へお問い合わせください。 そのほか、どのようなことでもお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。 ●団体名:オレンジスマイル(ブラインドテニスクラブ静岡) ●氏名:土居由知(Yoshitomo Doi) ●電話:080-1292-4930 ●メール:yos.doi@gmail.com 「ブラインドテニス」の詳細はこちら 静岡県ゴールボールチーム「スピネル」2020年8月に浜松視覚特別支援学校卒業生の声掛けにより静岡県初のゴールボールチームが結成されました。 チーム名の「スピネル」というのは8月の誕生石の名前です。月に2回土曜日に浜松視覚特別支援学校あるいは沼津視覚特別支援学校で練習を行っています。 現在健常者、視覚障碍者含め部員は11人です。その他にも大学生、社会人が練習にサポーターや体験者として参加して下さっています。参加者は初心者、経験者様々です。 昨年はコロナの影響で試合を経験することができなかったため、今年は一笑を目指して頑張ります。これから応援お願いいたします。 静岡県ゴールボールチーム「スピネル」 キャプテン山田省吾 「ゴールボール」の詳細はこちら 一般県民の皆さんにもボランティアとして、またプレーヤーとして、一緒に、楽しんでいただけると思います。 ご意見、ご質問などございましたら、メールでこちらまでお寄せください。 問合せ先 公益社団法人静岡県視覚障害者協会事務局 〒420-0856 静岡市葵区駿府町1-70 静岡県総合社会福祉会館内 電話/FAX: 054-251-8090 (祝祭日を除く月曜日から金曜日まで12時30分〜16時30分) 公益社団法人静岡県視覚障害者協会 E-mail: info@shizuoka-kenshikyo.org ※ @は半角に置き換えて下さい Copyright since2004 (公社)静岡県視覚障害者協会. |